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第8回 間引きは絶叫とともに…








 一時、お休みしていた間に決行した間引き。種を蒔いた者としては、発芽した芽を引き抜くのが難しく、一日伸ばしにしていたのだが、周囲から、「美味しい野菜を作るためには必要なコトなのだ!」と説得(?)され、遂に敢行することに。
 でも、どれも同じに見えて、なかなか手が動かない。 「元気よさそうな緑色で、シャキーンとしてるヤツを残すんだよ」と言われても…。親ばかなんで、本当にどれも同じに見えるだよ。しかも密集していて、残そうと思う苗と引き抜こうと決心した苗の根っこの違いが判らない。
 モジモジしていると横から編集長の手が。
「うわああああ〜ん」。
  私の叫びを無視してビシビシ抜いてゆかれた。疲労困ぱいした間引きは、これで終了。 しかし。

 また新たな事件が発生したのは、その翌日だった。テラス畑の黒幕・新川さんが来て、一言。「こぎゃんはやしとったらいかんて(注:もう少し間引きしないといけません、の意)」。
「わあああ〜」。
  そして、さらに間引かれたテラス畑の苗たち。情けなくも、私の手を汚す事なく本当の間引きが終わりました。
 でも、ブロッコリーは、急に元気倍増。これまでの遅れを取り戻すかのようにガンガン大きくなってます。ニンジンの成長は微々たるもの。心配なのが、小かぶです。なんか大きくなんないし、芽も黄色…。どうしよう???
(つづく)


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