真夜中の事務所でレースを編む女…。
こわ〜い…。
でも、それが今の私。第1号の商品をレース編みのマグカップカバーにしようと張り切って材料を購入したのはいいけれど、ふと気が付けば締め切り日。
直径15cmの輪っかでしょ?
1時間でできるよなんて思っていたのだが、とんでもなかった。
編んでる途中で、なんかちょっとキツキツでゴワゴワな感じがすると思い、緩めに編んだら波打ってきちゃったし。
それでも、1時間半(トイレ休憩含む)くらいで完成したので満足していたのだ。
そして、(レース編みの世界では当たり前のことなのだが、私の場合、波打ちをごまかすために)一生懸命アイロンがけ。
とはいえ、さすがの我が事務所にも、アイロンはない。そこでマグカップに沸かしたお湯を入れ、しばらく下敷きにしてフチをひっぱって形を整えた。ピシッとなったレース部分は、かなりカッコイイ!
しかし、それからが試練の連続。適当な太さの針がなく、針を抜いてはビーズに糸を通
し、針を糸に通し直してレースに編み込むという作業がえんえんと続く。
「一体いつ終わるんじゃあ」と泣きたくなった。
で、とりあえず完成したのだが、あまり、可愛くない。参考にした本の見本と比べると明らかに違ってる。
でも、キツキツに編んだせいか、編み目が細かく、確かに虫は入らなさそう。片方の目的は達成したわけだ。
しかし、その間、事務所の男の人たちは誰も「可愛いねぇ!!」とか「どんな具合?」とか、声をかけてくれなかった(皆居たのに…)。
これが例えば炭焼き用皮グローブとかワンタッチ火起こし機とかだったら、皆寄って来ていたに違いない。
そうかぁ、男の人は本当に興味がないんだよねと、今さらながら実感。アウトドアショップにも可愛い雑貨がないわけだ。
でもさ、荷物を極限まで減らして挑戦する北山登山じゃないんだから、ちょっと洒落たグッズがあるキャンプって、やっぱり素敵だと思うんだけどな。
■かんなの課題
今回、事務所に閉じこもって作っていたら、暗い気分になってきたので、次回はなにか、青空の元で作れる商品を考えたいと思っています。もちろん、このマグカップカバーも、さらなる進化をとげる予定です!
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ここまでは調子よかったのになって感じのレース編み中の図です

ビーズは本に書いてあったものが見つからなかったので、適当に買いました。イメージとはちょっと違ったけど、いいかな。結構、重いので、ちゃんと重しになりそう。でも最初は一房15分もかかって泣きそうだったの…
第1号完成!! 知識がなかったので、本屋で見つけた本を参考にしました。「はじめてのレース&ビーズ」です。発行は(株)主婦と生活社
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