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写真提供/ 千興ファーム協業組合
桜肉を生で食す熊本の習慣

100g/2000円の中トロ。マグロではありません。馬の肉です。熊本では、こうした馬の生肉が、普通 の肉屋さんで普通に売られています。商品としての取扱いは寛政元年(1789年)にまで遡るのだそう


■取材協力・写真提供
千興ファーム協業組合
http://www.senko-farm.com/

(株)村善

北海道市営競馬組合
http://www.banei-keiba.or.jp/
 北海道旭川市。九州、中でも熊本県民の舌を唸らせる「馬刺」の原点がそこにある。

  熊本の名産品として名高く、薬膳料理として加藤清正統治下の頃から食されていると言われる「馬刺」。てっきり、その馬たちは阿蘇の草原あたりで大きくなっているのかと思っていたら、北海道にも故郷があるそうなのだ。

 旭川市や岩見沢、北見など北海道中央部で盛んに行われているばんえい競馬。重さ1tを超える丸太を「どさんこ」と呼ばれる大型の馬が引く迫力満点のレースだ。
  馬刺しになるのは、ばん馬としても活躍するペルブルジャンという品種だ。

 北海道で生まれたペルブルジャンは、1年後、九州に運ばれ、草原で肥育される。
 熊本で馬肉用の馬が育ちにくい理由には肥育環境がある。年間を通して気温の高い熊本 は、暑さに弱い馬の肥育に適さないのだそうだ。
 熊本に送られてきた馬たちは、卸し先の各ファームで独自の飼料を与えられた後、県下のスーパーや精肉店に並ぶのだ。

 基本的には、生姜とネギを加えた醤油でいただくのが基本パターン。タマネギのスライスや、水俣市特産のサラダ玉 ねぎ、あるいはニンニク醤油で食べるのもオススメだ。
  このほか、納豆と合わせて食べるさくらなっとうや馬筋の煮込みなど料理のバリエーションは豊富。




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