スプリングカッター |
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加工用の木材は、枝節(枝が生えた後)のない「無節」が良いとされています。 無節材を作るためには、下枝を落す時(枝打ち)に、切れ味が鋭い刃物でなるべく特記部分が残らないように、スパッと切り落とすことがポイントになります。 切り落とされた後の枝節は、樹皮に覆われ、新しい枝は生えなくなっていきます。 その際、切り口がきたなかったり、突起部分が残っていると節がなかなか消えなかったり、節が残ったりすることになるのです。 枝打ちに使われる道具は、主に4種類。ハサミの付いた高枝切り鋏、ナタ、チェーンソーなど。 中でも、きれいな切り口を残すと林業家の間で定評なのがこの「スプリングカッター」です。 本体の長さは約2m。シリンダーを内蔵し、伸縮が自在です。弧を描いている刃を切り落とす枝の根元にいったん食い込ませ、引き降ろしたシリンダーを突き上げると、なかり太い枝でも面 白いくらいにスパッと落ちます。 ナタやチェーンソーに比べ、刃が薄く、切り口がきれいだと定評の道具です。 |
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安藤さんの暮らし
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■大野町ってこんなところ |