いよいよ念願の関アジ釣りに挑戦
「連れた!」けど小さい…
いつもの係留パターン。これならどこででも泊まれる。風と波がなければ
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どうせ浅場の釣りだからとサビキ仕掛けである。本場ではアミカゴ付のテンビン仕掛けで釣るのだが、こちらはお手軽バージョンである。
それでもカワハギ、メバルときて、ついにアジがきた。ただし、20cmクラス。
「関アジと呼ぶには、あまりにも貧弱ですね」
「でも佐賀関港の目の前で釣れたんだから、立派な関アジでしょう」
「……」
風が強まってきた。白波が立ち始め、すぐにボートは流される。小振りな獲物を強引に関アジと命名して、帰港する事にした。どうにか刺身にはありつけそうである。
港の近くにはテントを張る場所が見つからなかったので、港の外側の海水浴場にビーチング。夕方5時をまわり、海水浴客の姿も見えなくなっている。
誰もいないビーチに接岸すると、アンカーを入れ、キャンプ道具を降ろした。シャワーがあったので、ありがたく水浴びをさせてもらい、さっそく食事の用意。蓄積した疲労に関アジの味も印象に残らないうちに、テントの中の人となった。
(つづく)
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