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第09回 2003年05月16日掲載


水を引く(2)

 いやあ、スミマセン。長らくのご無沙汰でした。
 各方面から「小屋はどうなってるの?」のご質問を受けておりました。その都度、
「はあ、まあ、ぼちぼち」
などとお茶を濁してきましたが、何とか連載再開にこぎつけました。随分、リポートする内容と現在の状況とに時間的なギャップが生まれてしまったので、少し急ぎ足でその後の小屋の状況をお伝えしていこうと思いますす。

 どこまで話してたッけ…。そうそう、水を引く話である。限りなく安直かつお手軽に、畑より約1m低い位 置を流れている小川の水を汲み上げようという作戦だ。
 まずは試してみようということで、ペットボトルの底をくり抜き、口の部分に透明のホールをビニールテープでつなぎ、小川の上流に底を向けて置いてみた。
 しかし、水は約50cmほどしか上に上がらない。物理的な理屈はよく分からないが、圧倒的に水圧が足りないのだろう。水圧が足りないということは、水がペットボトルの中に流れ込む勢いを強くするか、量 を多くする必要があるのではないだろうか。しかし、いずれも現実的ではない。水の流れはチョロチョロだし、大袈裟な設備は投入できない。

 そこで、最も原始的な方法を選択。小川をどんどん上流に上っていき、畑の高さよりも高い位 置の水面から水を引いてくるという方法である。原始的ではあるが、私の頭ではとても理解しやすく、現実的に想えた。
 50m巻の透明なホースを用意。水をホールに入れて、大雑把に土地の高さを計りながら、上流へ。ここでいいだろうというところに、ペットボトルを埋めたのである。(つづく)


▲土地と小川との高低差は2mほど



▲水は圧倒的にきれいです



▲半信半疑で作業が続きます




▲ここが水の取り口


▲いよいよペットボトルを設置


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