私の総合評価 ★★★★(最高5つ星)
爽やかさ、解放感、すがすがしさという点において、湖畔のキャンプ場、特に高原にある湖畔のキャンプ場はかなり得点が高いはずだ。しかし、残念ながらダム湖畔を除くと、九州には湖畔のキャンプ場というのが意外に少ない。
その意味で、ここは希少価値だろう。確かに湖というにはあまりに小さく、正確には池と呼んだ方がいいような水面
ではあるが、水鳥はやってくるし、夕方になると魚のライズが始まるし、なかなか雰囲気はいい。しかも、気持ちの良さでは定評のある久住山のふもと、飯田高原だということを考えると、さらに評価は高くなる。
湖畔のキャンプサイトはフルフラットで、下は芝。ところどころに若い木がポツンポツンと植っている。ハンモックを吊るすには、ちょっと心配な太さである。
キャンプサイトへは車で入っていけるようになっていて、つまりそれが区画なしのオートキャンプサイトということになっている。好きな場所に車とテントを配置できる自由度は嬉しいが、その分、他のキャンパーへの配慮は必要になってくるだろう。
もうひとつ、好感度を裏付けるのが温泉。小さいながらも天然温泉が場内に設けられている。車で5分ほど走って九重町まで行くと、300円で入れる鉄分たっぷりの本格温泉もある。こちらもおすすめ。
キャンプをしたのは8月の下旬だったが、昼間でも肌寒いくらい。夜はかなり冷えた。くれぐれも寒さ対策は万全に。この時期でも虫が全くいないのは、非常にありがたかった。
総じて気持ちのいいキャンプ場ではあるが、直火禁止なのが残念。ダッチオーブン料理をやったが、バーベキューコンロの足を外して、その上に鉄鍋を置く方法で凌がざるを得なかった。夜の星は格別
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